湯河原梅林鑑賞
令和3年2月23日 天皇誕生日
湯河原梅林鑑賞
久し振りに幕山の麓の湯河原梅林に行きました。自動車で行ったのですが、午後3時57分頃着きました。駐車場管理の親切なおじさんが「2分待って入れば駐車料金はなしだよ」と言いながら車を入り口で止め、時を数えて入れてくれました。4時過ぎなので入場券も要りませんでした。
梅林は見頃を迎えていました。白加賀、十郎、紅梅など約4千本もの梅が咲き誇っています。私が子どもの頃、よく幕山に登ったものです。小学校の遠足も幕山でした。その頃の幕山の麓は、梅はなく、大きな池があり、初夏にはオタマジャクシが泳いでいました。
夏になるとカエルの大合唱です。幕山はロッククライミングの練習場所として有名です。練習している人の影は見えませんでした。
梅林が出来たのは、ある方がコツコツと梅の木を植えたからだと伝え聞きました。その方は「梅を植えて何になる」と人に笑われることもあったとか。それでも何年も掛けて梅の木を植え続け、20世紀が終わる頃、日本でも有数の梅林が姿を現したのです。やがて湯河原の観光の春の目玉となり、湯河原町の経済に寄与することとなりました。
一人の方の信念と力が湯河原に多大の貢献をしたのです。そんなことを考えながら梅を見ているとその香りと共に、梅を植え続けた方の姿が思い浮かぶようでした。
4時で売店が閉まっていましたので、和菓子やおそばなど美味しいものが食べられなかったのが唯一の心残りです。今度行くときは、駐車場代、入場料を払って、湯河原名物をいただこうと思います。