中秋の名月と半薄明光線

9/10中秋の名月、みなさんはご覧になりましたか?
今年はお天気も良く、素晴らしい景色を見ることができました。

月出が18時11分、満月になる望の時刻が18時59分。
星の位置を見るアプリを確認しながら月出のタイミングを待っていると、半薄明光線が現れました。

日没時に条件が揃うと現れる現象で、太陽光を遮る厚みの雲の切間からに太陽の光がもれ、正反対の方向に光線が伸びます。

5分ほどでしたが、刻々と空、光線の色が変わり、だんだんと消えていきました。

そして18時11分、三ツ石の横からほぼ丸い月が海から上がってきました。

まだ空に明るさがあり、赤い月とのコントラストに目を奪われます。

空が暗くなり、満月の時間を迎える頃には月の色も変わってきました。

その後は雲の中へ、半薄明光線が現れたのも空気中の水滴が多かったからですね。

「中秋の名月」とは、旧暦である太陰太陽暦の8月15日の夜に見える月のことを指し、中秋の名月を見る習慣は平安時代に中国から伝わったと言われています。
満月は太陽、地球、月の位置関係で決まるため、旧暦の十五夜とずれることがありますが、今年はとても良いタイミングで満月になりました。

中秋の名月の次に美しいと言われている今年の十三夜は10月8日(土)です。
片見月とならないように十三夜もお月見を楽しみたいと思います。