弓
コロナ禍で何年ぶりという言葉が流行っていますが、今年から15年ぶりに弓道を再開しました。
子育てもそろそろ後半戦に差し掛かってきたある春の夕食時、今年度の目標の話から「死ぬまでにやりたい事」の話になりました。
私は「弓道五段になり、錬士の称号が欲しい!」と話したところ家族からは「いいじゃん!やってみれば?」と即OK。
再開しよう!と思い始めた矢先、偶然町で出会った弓友会の先輩方に声をかけていただき、
さらに滅多に会う事の無い副会長さんとも話をする事になり、
運命に導かれるまま、ゆがわらゆめ公園の弓道場にお邪魔しました。
15年経つと作法も、射法も重要なところをかなり忘れており、弓道はそれなりにできると軽く見ていましたが、
初心者としてやり直すべきだと気持ちが引き締まりました。
また私の高校時代の大先輩が弓友会の会長となっており、
昔見た事のある射形のままさらに洗練されていて再度衝撃を受けました!
弓を引く筋肉は特殊であり、再開当初は自分の弓を引けず、会の弓をお借りして徐々にならしていきました。
道着、道具も30年前のものなのでかなりボロボロとなっており、沼津の弓具店にて、矢、道着、矢筒、弓巻きなどを色々と揃えました。
少し話は逸れますが、衝撃だったのは、弓道具の値段です。
また、弓の稽古、または試合への参加費にも驚きました。
長年ゴルフをやっていますが、ゴルフの一回のプレー費で一年は弓道ができます!
ドライバーを買い替えるのであれば、立派な竹弓を二つぐらい買えるのでは無いでしょうか?
長く続ける事ができそうで、安心しました。
半年経ち、徐々に自分の弓を引く事ができるようになり、
大会にも出る事ができました。
弓道は精神面が顕著に体現される武道です。
自分の心を鍛える為にも、技術のみではなく、精神的に成長していけるよう努力していきます。
まずは来年二月の三段審査に向け、日々稽古に励んでいきます。