星野哲郎記念館、宮本常一記念館

8月末に、93歳の母に会うために山口県に行ってきました。今年6回目です。

往復14時間の旅は中々大変で、結局、どこも観光はせずいつも同じコースで進んでいきます。

しかし今回は、

・星野哲郎記念館、宮本常一記念館を訪れる。

・前の週に来た台風10号で傷んだ倉庫の扉の修理をする。

この2つを予定に入れました。

星野哲郎記念館、宮本常一記念館は母の自宅から徒歩15分で行ける所にありますが、忙しくて一度も行ったことがありませんでした。

星野哲郎を今の若い方はご存じないかもしれませんが、数々の素晴らしい曲を作詞された、とても有名な作詞家で周防大島出身の方です。

何よりも素晴らしいのは、記念館の建物です。2010年度日本建築家協会優秀建築100選に選ばれただけでなく、様々な賞を受賞しています。

瀬戸内の島々と海を背景にした平屋の建物は造形美もさることながら、のびやかで自然と調和したそのフォルムはずっと居たくなる空間でした。

宮本常一は周防大島出身の民俗学者です。渋沢栄一氏の孫の渋沢敬三氏に見込まれての食客となり研究をした方です。

どちらの記念館も中は涼しく、人もあまりいなくてゆっくりしたかったのですが、自宅で母が私の帰りを待っているので、Aコープに寄ってこの後行くお墓参り用の花を買い大急ぎで帰りました。

お墓のあるお寺は母の家から5分程で行けるのですが、かなりの坂を登った所にあります。

足の痛い母は歩いては行けませんので、私が帰った時は必ずお参りします。

祖父母、父、兄がねむるお墓の周りは親戚のお墓が多く、いつも従弟達がきれいにしておいてくれます。ありがたいなあと感謝の気持ちでいっぱいになります。

翌日は母を施設に送り届け、倉庫のドアの隙間を塞ぐ大工仕事です。材料を極力少なく工程も最小限でおこなうべく、前日から寸法を測り図面を作成しておいたのでコメリで材料を購入し1時間ほどで作業が完了しました。

今年の夏の暑さは記録的です。久し振りに連日大汗をかきました。どこへ行ってもこの暑さにやられてしまいます。くたくたになって帰路に着きました。

帰りの新幹線の車中は涼しくて爆睡でした。

鍋島早苗

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