「レ・ミゼラブル」

12月、帝国劇場にて毎年恒例で上演されている大人気ミュージカル『レ・ミゼラブル』を見に行きました。

114年の歴史を持つ帝国劇場ですが、今年の2月に立て替えのためその歴史に幕を閉じるとのことで、多くのファンが応募したのではないかと思います。私もそのうちの一人で、大学生の時に一度見た作品をもう一度今の帝国劇場で見たいという思いで応募し、運良く当選しました。


 会場内は114年の歴史があるとは思えないほどきれいで、まるで高級ホテルに来たような雰囲気でした。その落ち着いた雰囲気とは反対に会場内は多くの人でごった返していて、改めて作品と劇場の人気の高さを実感しました。


 『レ・ミゼラブル』の原作は、フランス文学の巨匠ヴィクトル・ユゴーが自身の体験を基に、19世紀初頭のフランスの動乱期を舞台に当時の社会情勢や民衆の生活を克明に描いた大河小説です。物語の中には何人かの重要人物がおり、それぞれの視点で当時の生活の厳しさや自分自身の正義を求めて戦う様などが描かれていたなと思います。残酷な場面も多々ありましたが、とても力強く考えさせられる作品だなと思いました。
 昨年には、社員旅行で劇団四季の『アラジン』を観に行きました。私自身ミュージカルがとても好きで定期的に観に行っているのですが、あの力強い歌声を聞いているととても元気をもらえます。今後もいろいろな作品を観に行ってみたいと思いました。

余談ですが先日横浜F・マリノスの開幕戦を観戦しました。チームカラーがフランス国旗と同じトリコロールカラーで、応援歌も『レ・ミゼラブル』の代表曲である「民衆の歌」でした。

その日はミュージカルの出演者達が応援に来て、一緒に応援歌を歌ってくれました。演者の方々の素晴らしい歌声とサポーターの力強い歌声が混ざって、不思議とこちらまで戦う気持ちがわいてきて、やっぱり音楽の力ってすごいなと思いました。