小説信金破綻 後編 新たなる再生 出版しました。

平成12年1月28日「西相信用金庫」経営破綻。同年11月13日解散。その間、信用金庫内で起きた出来事を元に小説信金破綻を書きました。奈落の底に落ちるような気持ちで解散実務をこなす役職員、RCC整理回収機構に移管されるかどうか心配する融資先顧客、そのご家族、それぞれの思いを描きました。

【あらすじ】バブル期に不良債権処理を怠った当時の経営陣の失敗により、金融庁検査の結果、25億円の債務超過となり、総資産1千億円、80年の歴史を誇った『東南信用金庫』はあっさりと潰れることとなった。経営破綻発表から約9ヶ月後に解散する運命となった東南信金で、人事部長の伊達幸次郎は、百数十名に及ぶ社員の再雇用先候補を見つけるべく、地元のハローワークや数々の企業を訪ね奔走する。

また、東南信金の社員たちは事業譲渡先の『泰平銀行』からの横柄な指示に耐えながら、お客様に迷惑をかけまいと半年に及ぶ希望のない残務処理を必死にこなしていくのだった。
東南信金破綻の影響は当然融資先にも及び、泰平銀行への譲渡から外れた企業は整理回収機構へと移管されることになり、融資を受けられなくなった企業の社長やその家族は厳しい決断を迫られることになる。このような絶望的な状況でも、伊達を中心とした人々は負けてなるものか、と歯を食いしばり、希望を持って生きて行く。実際に経営破綻した信用金庫をモデルにつづられた群像劇小説の後編!