天狗

全く関係ないと思っていたことが現実になりました。
先日神様のお使いとして五所神社の天狗にさせていただきました。

ことの発端は昨年の夏。
分団長2年目として祭りを取り仕切り、無事完了した夕方でした。
お話をいただいたのは、泉の連合会長。
五所神社の奉賛会の常任理事で、来年は泉に順番が回るので、天狗はお前がやれと。


来年は、新分団長への引き継ぎもあるので難しいですよwなどと回答してやり過ごしたのですが、今年の5月に命令が下りました。

午前中は、幼なじみの親友に任せ、消防団の警護業務をサポートし、夜に備えました。


下駄は高く、2週間ぐらい1本歯の練習をしたのですが、現場で急遽2本歯に変更しました。


天狗様の衣装は和装なので、いろいろなところに隙間がありそんなに暑く感じませんでした。
怖いのは天狗の面をつけると、ほとんど前しか見れず、近づく子供たちがどこにいるか全く判りません。
下を向くと冠が落ちるので、下を向くなと言われるし、右手に持っている槍に頼って歩けと言われますが、手汗がひどく力いっぱい握っても滑ります。
さらに道の真ん中を歩くのでセンターラインのあたりはかなりボコボコしており、普段の車での通行とは全く違う悪路でした。


私の方を見て、泣く子や全く泣かない子など様々で不思議な感じがしました。
大西の交差点を回ったところで、雨がどんどん降ってきてびっくりする位の土砂降りとなりました。
大雨の陣痛力を使った記憶は無いのですが、涼しくなってよかったです。
その後五所神社に戻り神事をしましたが、お面の目から入ってくる風がすごく冷たく感じ、相当な疲労感が襲ってきました。

全てが終わり、衣装を脱ぐことになりましたが、お面が張り付いて取れない時はホラー映画を思い出し、少しパニックになりました。

天狗さんを引き受けるにあたり、一番喜んだのは母だと思います。
着替えから着いて来ると言いだしたので、そんな人はいないからやめてくれと伝えたのですが、頑として聞きませんでした。
「天狗はそれなりの人じゃないと成れないし、私にとっても一生に一度」と言われ、折れました。
とてもいい親孝行になったのかと思います。