お正月in下田

今年のお正月は、両親、妹家族、そして私の家族と一緒に静岡県・下田へ2泊3日の旅行に行ってきました。家族全員での旅行は久しぶりだったので、とても楽しい時間を過ごすことができました。

今回の旅のスタートは、「サフィール踊り子」。

この列車は全席グリーン車の豪華な観光特急です。車内に入ると、ゆったりしたシートに木目調のインテリア、開放的な大きな窓が広がり、とても快適な列車旅を満喫しました。

下田に到着し、最初に訪れたのは爪木崎。

ここは白い灯台がシンボルの岬で、特に冬の時期は約300万本の水仙が咲き誇る絶景スポットとして有名です。

灯台までは少し歩くのですが、道の途中で見える青い海とのコントラストが本当に美しく、写真を撮りながらゆっくり進みました。灯台の近くまで来ると、視界が一気に開け、目の前には雄大な太平洋が広がります。灯台からの景色はまさに絶景で、冬の澄んだ空気のおかげで遠くの島々までくっきりと見えました。

次に向かったのは、自然が生み出した神秘的な洞窟龍宮窟(りゅうぐうくつ)。

この場所は、長年の波の浸食によってできた巨大な洞窟で、上から見るとハート型をしていることから、恋愛のパワースポットとしても知られています。

ただ、ここまでの道のりは少し大変でした。駐車場から洞窟へ向かうには、細い階段や砂利道を下っていかなければなりません。足元が滑りやすい場所もあったので、慎重に進みました。

洞窟の中に入ると、四方を岩壁に囲まれた空間が広がり、上を見上げるとぽっかりと空いた穴から空の光が差し込んでいて、とても幻想的でした。波の音が反響し、まるで異世界にいるかのような気分になりました。

夜になって再び訪れたのは、爪木崎。

昼間とは全く異なる静寂が広がり、周囲に街灯がほとんどないため、本当に真っ暗。ホテルに置いてあった懐中電灯と、スマホのライトだけを頼りに進むことになりました。

懐中電灯の小さな光で足元を照らしながら歩くと、昼間は気づかなかった岩場や坂道が意外と多く、「本当にこの先にたどり着けるのかな…?」と少しドキドキしました。でも、家族みんなで慎重に歩きながら、まるで探検をしているようなワクワク感もありました。

ようやく岬の開けた場所に到着し、ライトを消して空を見上げると…そこには、信じられないほどの満天の星空が広がっていました!

普段では見られないほどの星の数で、寒さに震えながらも、家族全員で感動の声を漏らしました。特に、海の向こうに広がる星空の景色は圧巻で、ずっと眺めていたくなるほどの美しさでした。

帰り道も懐中電灯とスマホのライトだけを頼りに慎重に歩きましたが、無事に駐車場まで戻れたときは、ちょっとした冒険を終えたような達成感がありました。

次の日に訪れたのは、石室(いろう)神社。

この神社は、巨岩の間にひっそりと佇む神秘的なスポットで、地元の人々からも「願いが叶う神社」として大切にされているそうです。

ただ、ここへ行くにもなかなかの道のりが待っていました。細い山道を歩きながら進むのですが、足元が悪く、途中で岩を登ったり、小さな橋を渡ったりする場面もありました。

ようやく到着すると、岩の間にひっそりと佇む神社が現れ家族全員でお参りをし、御朱印を買ったりしました。

最終日は寝姿山のロープウェイに乗る予定でしたが、息子が体調を崩してしまったため残念ながら私たち家族だけ先に帰路につくことになりました。

そんなハプニングもありましたが、2泊3日の下田旅行は、美しい景色、おいしい食事、そして何より家族との大切な時間を満喫することができました。

返信転送リアクションを追加