健康経営優良法人認定への取り組み


 今年も、健康経営優良法人の申請時期となりました。当社の取り組み内容とその結果をまとめます。

〈当社の取り組み〉
 当社は健康経営の一環として、社員の福利厚生を向上させる取り組みを行っています。具体的には、年間休日140日の実現、誕生祝い、社員旅行の実施、健康診断の実施などがあります。社員は定期的にプロのマッサージを受けることができ、食生活の改善を支援するために小田原の無農薬米2kgが配布されるなど、福利厚生が充実しています。
 また、サンクスシステムを通じて交流の促進をしたり、毎日決まった時間にストレッチタイムを設けるなど、わきあいあいと楽しく心身の健康を維持することに努めています。
 店舗敷地内は100%の禁煙を実施、また、社内の各所にアルコール消毒を設置、一日に数回換気を行い、ウィルス対策にも努めています。
 
〈健康経営の実施により期待する効果〉

・社員の満足度向上: 福利厚生の充実は、社員の満足度を高める要因となります。社員が会社からの支援やケアを感じることで、働く意欲や忠誠心が向上し、長期的な雇用関係の維持に寄与します。
・生産性向上: 健康経営により、社員の健康が維持され、疾病やストレスによる欠勤が減少する可能性があります。これにより、生産性が向上し、業務の効率が高まるでしょう。
・労働力の維持・確保: 社員の健康をサポートする取り組みは、離職率の低減や優秀な人材の獲得につながることがあります。健康を重視する企業は、人材市場での競争力を高めることができます。
・健康コストの削減: 健康診断や予防プログラムの提供により、疾病の早期発見や予防が可能となります。これにより、医療費や健康に関連するコストを削減することが期待できます。
・チームワークと協力関係の強化: 社員旅行や社内コミュニケーションの促進など、福利厚生活動はチームの結束力を高め、協力関係を深化させる役割を果たすことがあります。
・企業のイメージ向上: 健康経営の取り組みは、企業の社会的責任を示すものとして、社会的な評価やブランド価値の向上に寄与します。

〈健康経営に対する経営者・役員の関与〉
 当社では、健康経営の実行委員3名のうち、2名を役員で構成しています。取り組みの計画や改善点などを話し合い、社内の規定に積極的に落とし込んでいます。役員が率先して取り組みを実践することで、社内全体に速やかに広まり、効果的に実現するに至っています。

〈自社従業員の健康課題〉
・コミュニケーション不足: 社員全員での直接的な対面機会が少ないため、従業員間のコミュニケーション不足が生じています。
・運動不足や肩こり: オフィスメンバーは主にPCの前で作業を行っているため、運動不足や肩こりなどの健康課題が増加しています。

〈健康課題を解決するための具体的な取り組みの内容及び健康課題の改善に関する取り組みによる効果〉
 当社の課題の一つは、社員に移動が多いことによるコミュニケーションの不足です。全員での直接の対面機会が少なく、チーム全体での情報共有やアイデア交換が難しくなっていました。これを解決するため、私たちは新しいアプローチを取ることにしました。
 まず、オンラインでのサンクスシステムを導入して社内全体の交流を可視化し、心の健康に役立つように取組むことにしました。それまでも従業員間のコミュニケーション促進のために感謝カードを渡していましたが、個人間でのやり取りで終わっていたため交流が広がるとは言えませんでした。オンラインで可視化することで、今まで見えなかったお互いの活躍が見えるようになり、また時間や場所を選ばず送付できることで、紙の感謝カードのやり取りの時よりもサンクスの送信数が多くなりました。
 その結果、認め合う気持ちが高くなり、個々の承認欲求が満たされることに繋がりました。今後は、更にお互いの気付きを増やし、これまで感謝を言葉に表さなかった人も、感謝の気持ちを示すことができるよう会社全体で取組んでいきたいです。これらの取り組みによって、コミュニケーション不足の課題を克服し、より協力的で結束力のあるチームを築くことができると信じています。

 また、二つ目の課題の運動不足や肩こりについては、長時間のデスクワークやPC作業が多いため、従業員の健康を考え、次の内容に取り組んでいます。
 まず、一日に二回、ストレッチの時間を設けています。これにより、デスクワークによる姿勢の緊張を解きほぐし、肩こりや腰痛を和らげることにつながっています。また、同僚と一緒にストレッチを行うことで、チームの結束力も高まっています。
 また、オフィスのフリーアドレス制を取り入れたことで、従業員たちのストレス解消にもつながっています。日によって違うスペースを選ぶことで居心地の良い環境で仕事ができるため、心地よい働き方が実現されています。
 これらの取り組みにより従業員の健康が向上すると同時に、リフレッシュや気分転換する機会にもなっています。私たちは、これからも従業員の健康と幸福を支援するために、さまざまなアプローチを検討していく予定です。