令和6年11月23日 日展鑑賞
令和6年11月23日勤労感謝の日、東京の国立新美術館で開催されている日展を観に行きました。40年以上前、七宝焼きを生業としている芸術家の先生が、毎年のように「日本現代工芸美術展」や「日展」に入選し、よく観に行っておりました。
今年は、大学の友人で8つ年上の同級生、橋村一彦氏が入選されたとのことで観に行きました。多数の入選作品が並ぶ中で、橋村一彦氏の作品を探しましたが、なかなか発見できません。受付に尋ねると壁に掲載されている入選者一覧を教えてくれました。すぐに場所がわかり、ほっと一息。入口のすぐ近くにありびっくり。
芸術作品に造詣が深くない私は、橋村一彦氏の陶芸作品「不連続の連続-Oedipus-」を鑑賞し、その深遠な造形を深く心に留めました。心の底から何かが湧き出てくるのを感じました。橋村氏の年譜を拝見すると、2005年「想」で第37回、第41回、第50回の日展で入選。私の孫の名前と同じ「想」というタイトルで二度びっくりでした。
橋村一彦氏の手紙に、学生時代の思い出が書かれており、彼の下宿に上がり込み、一緒に勉強したとのことでした。泊まらせてもらい、足りない毛布を橋村氏が急遽買って来て寝たとのこと。お互い貧乏学生だったことを思い出しました。
教職に就いていた橋村氏は定年後も作陶で力を発揮し素晴らしい人物になったと感慨も一入(ひとしお)です。