湯河原やっさ祭り

8/2.3は湯河原町最大の夏の祭典、やっさ祭りです。
湯河原やっさ祭りは、昔の湯河原の領主であった「土肥実平」が、領民の人身安定のために始めた「實平踊り」が起源と呼ばれています。
鎌倉幕府成立後、その手腕を高くかわれた實平は、瀬戸内海の治安確保のため、安芸国(広島県)に派遣されたそうです。彼の没後、領民がその遺徳を偲んで生まれたのが現在の「三原やっさ」です。湯河原の「實平踊り」は久しく途絶えていましたが、昭和40年頃に姉妹都市提携した「三原やっさ」を取り入れ、昭和48年「湯河原やっさ」の歌が作られて復活しました。

8/3 6時、まだ明るい時間にスタートしたパレードは、マーチングから始まり踊り連、神輿、花車と続きます。


8/3は新調曲のため、参加団体によって踊りが違います。どんな踊りなのか、衣装も楽しみです。
子供から大人まで楽しそうに踊っているのを見て、私も小学生の頃に参加していたことを思い出しました。


お神輿、山車が通る頃にはだんだんと暗くなり、提灯や山車の灯がとても良い雰囲気です。お囃子の賑やかな音に沿道の人達もみんな笑顔で見ていました。


パレードが終わりお祭りの締めくくりは花火です。今年は風がなく煙の中の花火でしたが、フィナーレの打ち上げまでゆっくり自宅で見ることができました。

腰の圧迫骨折で40日入院していた母は、退院から1ヶ月経ちましたが筋力が戻らず一人では外を歩けません。
介護ショップの担当の方に相談し内緒で車椅子を借り、当日夕方パレードを見に行こうと誘いました。
あまり乗り気でなかった母でしたが、家に帰ると仏壇の父に「やっさ祭り行ってきたよ、久しぶりに楽しかったよ」と報告していました。
他の行事も車椅子があればどこでも行けるね、と話した夜でした。

次の記事

がん保険